そんなに自己犠牲はしていない

というのが(11巻まで読んだ中で)一番気になったところに関する箇所である。では文化祭で行われたことは何だったのかということを書きたいのである。それをするためにはおそらく6巻のみについて考えればよい。しかしこのような見出しをつけてしまった以上修学旅行で行われたことは何だったかということも書きたくなってくるし、それをするためには7巻を読むだけでは足らず、9巻(平塚先生が八幡にかけたセリフ、八幡を追い詰める雪ノ下のセリフ)、11巻(雪ノ下の依存心とは何なのか)に触れる必要がある。また、11巻の内容をよく考えようとすると最後の水族館での由比ヶ浜の提案を否定するときの八幡の頭にはどんなことがあったのか考えたくなるのでやはり9巻に戻ってかの有名な「本物が欲しい」とはどういう意味だったのか考えることになる。なお、それを思考するためには2巻と8巻(と5巻?)に目を向けなければならない。というわけで考えるべきことと書くべきことが増える一方であり、ちっとも記事がまとまらない(文化祭のことについてさっさと書くという手もあるだろうが、そうすると修学旅行について書くまでに間が空いてしまうので、記事としてのまとまりが微妙な気がするので、もろもろ書いた後修学旅行を書き、最後に文化祭を書くということにしたい)。

 ちなみに、2番目に気になったのは4巻での葉山の発言である。特に、「本物が欲しい」とはどういうことか考えた上で再考してみると味わい深い、かもしれない。