素晴らしい読解力をみた

以下すずめの戸締りネタバレ

 

anond.hatelabo.jpこりゃすごい。こんなに読解力があったらいいなあ。

>> すずめがさわっただけで要石はぬけてしまう。

>> 要石は人の力で抜こうと思ってもぬけるものではない。

>> 痩せ衰えた姿で彼女の家を訪れる。

>> すずめは「うちの子になる?」といった言葉も忘れ、草太を失った悲しみでダイジンも拒絶する。再び痩せ衰えるダイジン

>> サダイジンは、(中略)と環をあやつって黒い本音を言わせたりもする。

>> 「私が要石になるよ」

>> 「お頼み申し上げます」には、物語の当初にはない真摯さがあった。

これ全部劇場で明白に示されているのに、裏側に全然気づけなかった。むしろ、結局ダイジンを要石に戻すだけかよ、と筆者も思っていたし、おばさんが文句言いまくるところインパクトあるけどストーリー的に関係あるのか?とか思ってた。疑問が解消されてしまった…すずめの戸締りへの評価も爆上がりである。

 一応悪あがきしてなんで気づけなかったかを考えてみる。「私が要石になるよ」となんですずめが言う気になったのかよくわからないのである。「神からの拒絶と再契約」がストーリーラインの一つなので、それを言わなければならないのだが、それを言うための理由は映画で示されていたのだっけか…もうわからないな。すずめがダイジンの心の流れを読み取るきっかけみたいなものあったっけ?

 あと、天気の子で「ヒロインを犠牲にして天気を鎮めるなんていやだ!」ということを描いたのに、「やっぱり神様に体張ってもらわないと無理です!何とかしてください!」感が否めないな。再契約の流れをちゃんと描写したのかもしれないけど、どんな流れがあったところで要石にすることと釣り合うのか?人間は生贄になっちゃだめだけど神様ならいいや、ということか?なら、人間を神様にしちゃえば柱になってもらってよいのか?陽菜さんが神になり自分とは次元の違う存在となって泣く帆高…そんな話すでにどっかにあったような